A
シンプルな経路
直結回線
直結は、現在利用しているアクセスネットワークから目的地域の出口へ直接接続し、本サービスが用意した中継入口を経由しない方式です。構成が分かりやすく、追加の経路が少ないため、現地通信事業者から目的地域までのルーティングが安定している場合は、ウェブ閲覧、資料の同期、ソフトウェア更新、国際サイトへの一時的なアクセスに適しています。
直結の体感は、その時点で公衆インターネットが選ぶ経路に左右されます。平日と夜間で上流経路が変わることがあり、大陸間の距離が遠いほど変動を感じやすくなります。そのため、直結が常に速いとは限りません。同じ地域で接続が途切れたり、ページの応答速度が変わったりする場合は、まず近隣都市へ切り替えてください。改善しなければ、中継回線を試します。
適合:日常の閲覧
コスト構造:比較的シンプル
B
調整可能な経路
中継回線
中継回線は、近い、またはより適したルーティングの入口へ接続してから、その入口を経由して目的地域へ転送します。経路を増やすことが目的ではなく、理想的でない地域間の公衆インターネット経路を避け、変動しやすい長距離区間をより制御しやすい中間経路で処理することがポイントです。大陸間のリモートワーク、継続的な通信、夜間の利用では、地理的な最短距離だけを追うより実用的な場合があります。
中継では入口、転送、出口のリソースを同時に維持するため、通常の直結よりコストが高くなります。入口と出口の組み合わせも重要です。目的のサービスが日本にあるなら、ヨーロッパを中継する必要は通常ありません。現地からアメリカの直結出口への経路が不安定な場合は、まずアメリカの中継を比較し、その後に他地域を検討します。回線はアクセス先を軸に選び、地域を無作為に頻繁に切り替えないようにしましょう。
適合:リモートワークと継続接続
コスト構造:転送リソースを含む
C
安定性を優先
IEPL専用線
IEPL専用線は、アクセス側と海外出口の間にある主要な伝送区間を、より安定した専用ネットワーク経路に置くことで、長距離の公衆インターネット経路の変化による影響を抑えます。会議、リモートデスクトップ、コードリポジトリの同期、チームコラボレーションなど、継続性が重視される作業に適しています。ここでいう「専用線」はリンクの種類を示すもので、ユーザーが物理回線全体を専有するという意味ではありません。
専用線リソースは調達・維持コストが高いため、すべての通信を常時固定するのではなく、重要な作業に使うのが適しています。大容量の公開ファイルのダウンロードや通常のウェブ閲覧では、状態の良い直結または中継で十分な場合があります。重要な会議、仕事用資料の送信、長時間のセッション維持が必要な場面で、目的地域のIEPL専用線へ切り替えるほうが、リソースの使い方に合っています。
適合:会議とリモートコラボレーション
コスト構造:専用ネットワーク経路